板橋区と北区、岩手大学と協力し「ものづくり夜間大学」
東京都板橋区と北区は6月をメドに、共同で製造業の技術者向けに「ものづくり夜間大学」
を創設する。国内初の金型研究機関のある岩手大学と協力し、同大教員から直接、講義や
技術的助言を受ける。岩手大との産学連携へ発展させる狙いもある。両区には中小製造業
が集積しており、高度な製品開発力や加工技術を身に付けてもらう。
岩手大工学部の岩渕明教授らが両区の施設などを利用して原則、毎週1回講義する。
2007年度はまず「金型技術」をテーマとし、同大金型技術研究センターの保有する技術やノ
ウハウを伝える。11月にかけて、「金型材料」「設計」「加工方法」「メンテナンス」の4分野で計
20回の講義を予定している。
講義翌日には、岩手大教員らが、参加者が勤める企業に出向き、金型加工技術や生産性
改善などについて助言する。月1回は、現場視察に他社の参加者が参加できるようにする方
針だ。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20070507c3b0703f07.html