重量級激突、2000人熱狂 徳之島で闘牛大会
(05/06 07:27)
得意のツノ掛けで攻め込む大福環境開発1号(左)=5日、天城町の平土野闘牛場 1トンを
上回る大型牛が激突する徳之島ならではの闘牛「全島一・中量級優勝旗争奪戦」が5日、天
城町の平土野闘牛場であった。雨模様の中、島内外約2000人(主催者発表)のファンが全
10番の取組に熱狂した。
島一番の横綱牛を決める一番では「大福環境開発1号」(福岡県)が、得意のツノ掛けで2
度、3度と相手を柵際に追い込み優勝。中量級では徳之島町諸田の農業古田正仁さん(42)
の「琉球白虎」が2度目の防衛に成功した。迫力あふれる熱戦が続き、勝敗が決するたび牛
の所有者や応援団が場内になだれ込み、太鼓やラッパ、「ワイド、ワイド」の歓声が響いた。
全国の闘牛を調査している名古屋大学研究員の石川菜央さん(27)は「勝負の緊張感や
皆さんの闘牛に対する思いを実感した」と話した。
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