【カイロ=松永宏朗】
安倍首相は2日午前(日本時間同日午後)、カタールから政府専用機でエジプト入りし、
カイロ市内の大統領府でムバラク大統領と会談した。
両首脳は、中東和平問題やイラク復興支援、イランの核問題などに連携して対応する方針を
確認。
大統領は、日本が提唱したヨルダン渓谷開発を通じてパレスチナを支援する「平和と繁栄の
回廊」構想について「パレスチナは困難な情勢だ。エジプトも構想に協力したい」と述べた。
首相は来年春に日本で開くアフリカ開発会議への大統領の出席を要請し、大統領も応諾した。
双方は会談後、文化や教育など幅広い分野で関係強化を図ることなどを盛り込んだ共同声明を
発表した。
(2007年5月2日23時34分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070502i216.htm?from=main2