楽天は2日、TBSから求められていた株買い増しに関する質問への回答を提出した。
内容は明らかにしなかったが「インターネットを活用した番組宣伝などTBSとの連携
について従来より具体的に提案した」(楽天幹部)としている。
A4判57ページの回答書では、放送とネットの特徴を最大限に活用したサービスを
先駆けて提供することなどを提案したもようだ。TBSから送られた約70項目の設問
すべてに答えたが、営業上の秘密などを含むことを理由に内容は公表しなかった。
提出後記者団の質問に応じた楽天幹部は「TBSを持ち分法適用会社にし永続的な
関係を築きたい」と長期的な視点での株保有である点を強調。50%超まで買い進むの
ではとの見方に対しては「その予定はない」と否定した。同幹部は「買い増しはTBSの
手続きに従って進めており、濫用(らんよう)的買収には当たらない」と主張。「買収防衛
策の発動はないと信じている」との見方を示した。 (20:57)
日本経済新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070502AT1D0207802052007.html