東京都足立区の東武伊勢崎線竹ノ塚駅近くの踏切で2005年3月、女性4人が電車に
はねられ、うち2人が死亡した事故で、東京第1検察審査会が不起訴不当と議決した東武
鉄道運転課の元課長補佐と元駅長について、東京地検は、再び2人を嫌疑不十分で
不起訴とした。
不起訴は先月25日付。2人は業務上過失致死傷容疑で書類送検されたが、東京地検は
昨年3月、不起訴としていた。
事故で死亡した高橋俊枝さん(当時75歳)の長女・加山圭子さん(52)らが2日、東京・
霞が関の司法記者クラブで会見を開き、「検察の再捜査で事故原因を解明して再発防止
に役立ててほしかった。不起訴は残念でならない」と述べた。今後は、同社との直接
交渉を通じて、安全管理体制の構築などを訴えていくという。
岩村修二・東京地検次席検事の話「慎重に再捜査した結果、不起訴処分を維持するのが
相当と判断した」
ソース:YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070502ic03.htm