村民有志でスナック運営
開店20周年を祝う
旧清里村の村民有志で立ち上げた清里区唯一の社交施設、喫茶スナック「サンスポット」
が、開店二十周年を迎え、約百三十人が集って四月二十九日、平成団地の清里活性化交
流施設で二十周年記念パーティーが開かれた。大勢の力を借り三十周年に向けてがんばろ
うと有志が企画。歌で二十年の歩みを振り返り思い出を語りあった。
サンスポットは、清里区総合事務所前にある三角屋根の喫茶スナック。若者定住や住民交
流のよりどころにと、当時の「村おこし会」(市村弘師代表)の仲間十人が、資金を出し合い、
昭和六十二年四月二十九日に開店させた。以来二十年、地域の社交場として親しまれてきた。
店を切り盛りするのは市内荒屋の松矢光江さん(43)。会のメンバーに頼まれ二代目ママ
についてから十五年になる。気さくな松矢さんを慕う常連客は多い。「毎日が楽しいですね。
お客さんが山菜を持ってきてくれたり、みんなに振る舞って食べたり、アットホームなお店で
す」と松矢さん。二十周年に「あっという間でした。雪が多い中でも来ていただき、ただただ感
謝。これからも今まで通りでいきたい」と話す。
清里村時代は、消防団などの各種団体・グループが、打ち上げや二次会などで頻繁に利
用し、店内に活気がみなぎっていた。市町村合併後は会合数が激減し、以前のにぎわいは
なくなっている。会のメンバーは「ここで火を消すわけにはいかない。これ以上清里がさびれ
ないように、今後も継続していきたい」などと思いを話していた。
http://www.joetsu.ne.jp/times_news/index.php?kiji=798