31年前の初公判後に被告逃亡、公判停止中 名古屋地裁
名古屋市で昭和50年に交通事故を起こし、業務上過失致死罪で起訴された男が翌年、名古屋地裁
の初公判後に逃亡して行方不明となり、30年以上、公判が開かれていないことが26日、分かった。
名古屋地検が捜索しているが手掛かりはなく、生死も分からないという。
地裁によると、男は愛知県春日井市で土木作業員をしていた古川賢助被告(70)。50年11月、トラッ
クを運転し交差点で別のトラックと衝突、自分のトラックの助手席にいた男性=当時(27)=を死亡さ
せたとして在宅起訴された。
51年7月の初公判で起訴事実を認めたが、同8月の第2回公判に出廷せず行方をくらまし、その後、
公判停止の状態が続いている。当初の国選弁護人は死亡、引き継いだ弁護人も死亡し、現在は誰も
選任されていないという。
( 2007年4月26日 産経新聞 )
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