14日午後2時ごろ、東京都台東区の上野動物園で、園内で説明を
聞くための携帯情報端末機が発熱し、母親らと遊びに来ていた東京都
板橋区の男児(3)が指に軽いやけどを負った。同動物園は当面の間、
端末の貸し出しを中止することを決めた。東京都は「この端末で事故が
起きたのは初めて」としている。
東京都によると、男児が端末を返却しようとした際、右手の人さし指の
付け根部分に水膨れのようなやけどができているのが分かった。指紋
認証センサー部分が金属になっており、この部分が発熱した可能性が
あるという。
端末はユーシーテクノロジ社(東京)の製品で「ユビキタスコミュニケーター」
と呼ばれ、縦15センチ、横8センチ、厚さ2センチ。同動物園内で飼育
されている動物の動画や画像、音声などの情報を得ることができる。昨年
10月にサービスを開始し、現在は園内で90台を無料で貸し出している。
(共同通信)
ソース:京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007041400191&genre=Z1&area=Z10