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「県庁で焼身自殺する」 予告電話に職員ピリピリ
2007年4月17日

県庁で焼身自殺する−。予告電話が入ったため、十六日朝、県庁は不審者判別のため、庁舎出入り口を限定し、警備員を増員した。
結局、該当する人物は現れなかった。
連絡があったのは十二日午後五時ごろ。匿名の男性から県元気長寿課に電話が入った。
「介護保険に入った覚えはない」「なぜ年金から保険料が天引きされるのか」
職員が約二時間余りにわたって説明したが、聞き入れられなかった。
「月曜日の朝、八時半前に県庁で焼身自殺する」。
一方的に告げた男性を職員が説得したが、会話は堂々巡りで終わった。
この日、県庁では午前八時半まで、十八カ所ある通用口を三カ所に限定し、警備員を七人増員して配置した。
大津署からもパトカーが出動し、周辺を警戒した。
通勤してくる職員には、十三日に事前に出入り口の利用制限を通知しており、混乱はなかった。 

(本安幸則)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20070417/CK2007041702009212.html