留置男性の便せんを紛失
ことし1月、岡山県の倉敷警察署で留置されていた男性が知人にあてて書いた手紙のうち担当の警察官が便せんを紛失して封筒だけを郵送していたことがわかり、警察では6月1日までに男性らに謝罪しました。
岡山県警察本部によりますと、ことし1月、倉敷警察署に留置されていた30代の男性が知人の男性に近況を知らせる手紙を書いて、封筒と便せんを担当の警察官に渡しました。
しかし2月になって手紙を受け取った男性から封筒の中に便せんが入っていなかったという申し出が警察に寄せられました。
留置されている人の手紙は、警察官が内容を確認したうえで便せんを封筒に入れて出すことになっていますが、警察で調べたところ、受け取った担当の警察官が便せんを封筒の中に入れるのを忘れて郵送し、その後便せんも紛失したということです。
このため警察では6月1日までに男性らに謝罪するとともに、3万円を支払うことで示談が成立しました。
これについて岡山県警察本部では「指導を強化し、再発防止に努めたい」とコメントしています。
http://www.nhk.or.jp/okayama/lnews/05.html