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行方不明:自衛隊員が一時、装備に異常なし /鹿児島 

29日午後2時ごろ、湧水町の栗野岳北側山中で訓練中の陸上自衛隊第12普通科連隊所属の陸士長(20)が一時行方不明になったが、 
30日午前8時15分ごろ、捜索中のヘリコプターが霧島演習場内(宮崎県えびの市)で発見した。 
隊員は右足をねん挫していたが無事。実弾が入ってない小銃、銃剣を装備していたが、紛失するなど異常はなかった。 
国分駐屯地によると、訓練は霧島演習場の南約12キロの地点を29日午前6時に出発し、栗野岳山中を通って同演習場に向かっていた。 
レンジャー隊員の資格を取るための訓練で、訓練生や教官ら27人で行っていた。 
同日午後2時の点呼で隊員がいなくなったことに気付いたという。 
隊員が行方不明になったのは視界約10メートルのヤブの中。 
隊員は隠密行動の訓練のため、はぐれた後もライトや無線機を使用したり一般道に出ることなく、コンパスや地図を使って自力で演習場にたどり着いたという。 
隊員は「疲れて前方の隊員を見失ってしまった」と話しているという。 

毎日新聞 2007年5月31日 
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070531ddlk46040006000c.html