【島根】石見和牛、東京へ生体初出荷
5月27日山陰中央新報
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=406333006 島根県邑南町特産の石見和牛が二十六日、東京食肉市場に向け、初めて出荷された。
石見和牛は合併前の旧石見町の名を冠したブランド。
販路拡大に向け首都圏での評価を高めよう、と毎月一頭ずつ一年間、試験的に市場投入する。
邑南町観光協会が運営する特産品ネットショップ「みずほスタイル」で、石見和牛の注文は首都圏が約80%を占める。
その巨大市場で高い評価を得るため、県しまねブランド推進課と町商工観光室、JA島根おおち畜産課がプロジェクトチームを組み、
準備を進めてきた。
この日、同JA肥育センターから出荷されたのは、二歳七カ月の未経産の雌牛で約六百九十キロ。
ネットショップでは、二歳以上の未経産雌牛で、A5−A1の等級のうち上位等級のA5、A4に格付けされた牛の肉を、
石見和牛の名で販売している。出荷した東京食肉市場ではA5、A4等級で、一キロ当たり、二千五百−三千円を目指す。
同町商工観光室の寺本英仁主任は「一頭ずつの出荷だが、東京食肉市場で評価が高まれば、
首都圏バイヤーによる枝肉の地元買い付け、石見和牛全体の価格アップにつながる」と話した。