交通事故の調書3通を偽造 窃盗で起訴の元警部補
山形県真室川町のパチンコ店駐車場で3月、女性から現金約124万円入りのバッグをひったくったとして窃盗事件で逮捕、
起訴された元山形県警警部補渡辺良行被告(43)=同県新庄市東谷地田町=が、
交通事故の調書3通を偽造し、住んでいた警察の宿舎の管理費約160万円を着服していたことが2日、分かった。
県警は同日、虚偽公文書作成・同行使と業務上横領の容疑で渡辺容疑者を追送検するとともに、当時の署長ら5人を訓戒などにした。
調べによると、渡辺容疑者は山形署交通課の捜査係長だった2002年5月から03年6月にかけて、
交通事故3件の被疑者調書2通と被害者調書1通を偽造した疑い。
「ほかに大きな事件があり、被害者らを呼び出しにくくなったのでやった」と話しているという。
また宿舎の自治会費を集金する会計担当だった昨年5月から今年2月にかけて20回、集金口座から金を引き落とした疑い。
(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007050201000626.html