足利学校:「論語」学ぼう 今年度から市内の小中校、授業に素読体験取り入れ /栃木
足利市教委は今年度、市内の小中学校の授業で、同市昌平町の国指定史跡「足利学校」での「論語」の素読体験を取り入れる。
同学校は論語をはじめとする「四書六経」や五山文学などを講じた「日本最古の総合大学」とされている。
同市教委は「子供たちが足利の歴史と文化を知り、郷土を誇れるよう願っている」と話している。
同市教委によると、対象は市内全小中学校(小学校22校、中学校11校)の1学年ずつ。
同市内の小中学校で9年間過ごす場合、児童生徒は素読を2回ずつ体験することになるという。
小学校では社会、中学校では国語(古典)の授業の一環として位置付ける。
テキストは同学校と市教委が作成した「かなろんご」(小学生向け)と漢文交じりの「論語抄」(中学生向け)。
同学校儒学教養講座の講師らが指導員を務め、学校内の方丈を教室に使って、15分程度素読することにしている。
【太田穣】
毎日新聞 2007年4月18日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tochigi/news/20070418ddlk09040463000c.html