飯田に信大大学院開校
信州大学大学院工学系研究科(科長・山沢清人工学部長)の修士課程「高度ものづくり
専門職大学院」が11日、飯伊地域地場産業振興センター内の飯田EMCセンターに開校し、
地元企業で働く3人を入学生として迎えた。古里に居ながら高度な教育を受けられる
学術機関のオープンを、行政や産業界は大歓迎。牧野光朗・飯田市長は「これを機に、
高度教育を学ぶ風土づくりを地域に浸透させたい」と話した。
「ものづくり専門職大学院」は、修士の学位を習得できる社会人対象の大学院。信大は
この春、飯田、塩尻、諏訪の計3カ所に、地域産業のニーズに応じた“キャンパスを持たない”
大学院を設けた。
飯田では、信大と市が協定を結び、設立委員会を立ち上げて準備を重ね、産業界の意向を
受ける形で電気電子工学専攻の「精密機器制御・高効率生産システム」のコースを設置。
大学が8人の教官を配置し、地元産業界の協力を得ながら高度な学術研究を進める。
入学生第1号は、地元の製造業2社の技術社員3人。山沢科長から入学許可書を受け取ると、
一人ひとりがマイクを握り「飯田の産学発展に貢献できるよう頑張りたい」と抱負を語った。
山沢科長は「県南の飯田に設置でき、本当に感謝している」とあいさつ。「地域の希望に
オンデマンドで応じ、高度な技術人材を育てたい」と決意を語った。
牧野市長は「高度学術機関の設置は地域の夢。長い地域の歴史の中で特筆されるべきこと」
と歓迎。萩本範文多摩川精機社長も「悲願がようやく実現した。高度技術者を育てて地域間
競争に勝つことが経済的自立度を上げることにつながる」と期待を寄せた。
入学生の3人は、勤務後の時間や土曜日を利用しながら2年間で修士課程を修了する。
1週間あたりの受講時間は約8時間で、30単位のカリキュラム履修のほか、研究成果を
挙げて修士論文にまとめることが求められる。(以下略)
南信州サイバーニュース
http://www.minamishinshu.co.jp/news2007/4/13n1.htm 依頼ありました
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1165410341/952