【社会】水産高校の実習で水揚げしたフカヒレを無断売却　利益は船員で分配　富山など

フカヒレ無断売却、船員らが分配

水産高校の漁業実習で水揚げしたサメのヒレ＝フカヒレなどを売って得た金を実習船の船員らの
収入として無断で分配するなどしていたケースが富山県を含む11の道と県であったことが
文部科学省のまとめで分かりました。学校の実習で得た収益は地方自治体に収めることに
なっていて文部科学省は各都道府県の教育委員会にルールに沿って運用するよう通知しました。

富山県教育委員会によりますと、県内では県総合教育センターが管理している実習船「雄山丸」で、
過去に、県立海洋高校と県立有磯高校が漁業実習でマグロのはえ縄漁を行った際に本来の漁獲
対象でないサメを業者に売却し、その金を教育センターの職員である船員らが分配していました。

通常、雄山丸には船員と指導教官合わせて20人が乗っていて、サメの売却代金は1か月の実習で
5万円から9万円程度だったということです。県教育委員会では売却代金の返還を求める方針で、
さらに調査を進めています。

北日本放送
http://www2.knb.ne.jp/news/20070411_10961.htm
http://www2.knb.ne.jp/news/asp/../video/20070411_10961_h.asx　【ニュース映像】

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