農林水産省の2007年度版「水産白書」の骨子案が10日、明らかになった。
世界的な魚介類の消費拡大などで転機を迎える日本の水産情勢を分析した
特集「魚食文化を守るために」を盛り込んだのが特徴だ。
世界的に魚介類の需要が拡大して、日本が魚の輸入で外国勢に「買い負け」
していると分析した。国民1人当たりの消費量は2003年までの30年間で
米国が1・4倍、欧州連合(EU)が1・3倍、中国は5倍に達した。
一方で、日本では若い世代の「魚嫌い」で消費量の減少が進んで、世界的な
水産資源の争奪戦の中で日本の存在感が低下していると警鐘を鳴らしている。
(2007年4月11日3時3分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070411i401.htm?from=main4