川本喜八郎人形美術館:飯田に開館、三国志ファンらでにぎわい /長野
◇劉備や関羽、張飛など200体を収蔵−−飯田「トップヒルズ」内に
NHK人形劇「三国志」など人形美術家として知られる川本喜八郎氏(82)の作品を集めた
「川本喜八郎人形美術館」がこのほど、飯田市中心部の「トップヒルズ」内に開館し、三国志
ファンら多くの来館者でにぎわっている。
同館は3階建てで、三国志110体や平家物語40体など計200体の人形を収蔵している。
3階の展示室内には劉備や関羽、張飛など歴戦の武将たちの人形約60体が展示され、参
加体験型プログラムを行うスタジオも設けられた。入場無料の2階エントランスには、館のシ
ンボルである諸葛孔明像(高さ1・1メートル)が展示される予定。
開館初日の3月25日には無料開放され、入場制限がされるほどの多くの市民でにぎわっ
た。「人形劇のまち」を掲げる同市の理念に共鳴して、人形を寄贈した川本氏は「こんなに多
くの人が訪れてくれて大変うれしい。お客さんたちの好きなように人形を楽しんでほしい」と話
していた。
入館料は大人400円、高校生以下200円。月曜日と祝日の翌日、年末年始は休館。
【神崎修一】
毎日新聞 2007年4月8日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagano/news/20070408ddlk20040131000c.html