千葉日報
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiiki/kiji.php?id=chiiki07032811132501 落書き防止へ手形装飾 トイレ外壁に園児ら 旭市袋公園
旭市の袋公園に新しく完成するトイレをいつまでも「大切にしたくなるトイレ」にしよう―
と同公園近くの池の端保育所(並木婦美子園長)の園児約90人が塗りたての外壁に、
自分の手のひらをペタリペタリと押し当て手形の装飾を施した。
同公園は袋池を囲む桜を中心とした同市の代表的な景観スポット。トイレは現在、
整備が進められている池南側のイベント広場に隣接して建設されている。
手形装飾は地域ぐるみで建設にかかわり、知ってもらうことで、壁への落書きや
破壊行為を防ぎ、このトイレをいつまでも心地よく利用してもらえるよう同市が企画した。
装飾を目にする利用者が心地よさを感じ、トイレを大切に使用することと、手形を
押した子どもたちが大人になったとき、かけがえのない思い出となるとともに、大切に
使いたいという気持ちが生まれることを狙いとしている。
トイレは大人と子どもに見立てた大小の円筒が二つ並び、上から見ると手を取り合って
いるようなイメージで設計。直径3メートル×高さ3メートルの小は身体障害者や高齢者用、
6.4メートル×3.6メートルの大は男女トイレとなっている。
手形は地面から80〜130センチの高さの壁に押した。周りにおはじきなどを埋め込み
変化をもたせた。壁材は古くから日本家屋に使われてきた自然素材の珪藻土を
主成分とした新建材。
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