☆スケート連盟不正経理、久永元会長に有罪判決・東京地裁
財団法人「日本スケート連盟」(東京・渋谷)の不正経理事件で、背任と業務上横領の罪に
問われた元連盟会長、久永勝一郎(75)、背任罪に問われた同専務理事、松本充雄(70)の
両被告の判決公判が27日、東京地裁であった。河本雅也裁判長は久永被告に懲役3年、
執行猶予5年(求刑懲役3年)、松本被告に懲役2年、執行猶予4年(同2年)を言い渡した。
河本裁判長は判決理由で「両被告ともスケート界の振興に貢献した面もある。反省し、
弁済を約束している」と述べたうえで、「(両被告は)連盟の財産を私物化していた」と指摘した。
判決などによると、両被告は2002年3月から05年3月にかけて、NHK杯国際フィギュアスケート
競技大会など複数の国際大会に絡み、海外から招いた役員らの宿泊先手配業務を委託
していたイベント会社(東京・渋谷)に経費を水増し請求させる手口で、連盟に約2400万円の
損害を与えるなどした。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070327AT1G2700W27032007.html