【スポーツ報道】メディアは、ある競技の「オイシイとこ獲り」に奔走していないだろうか

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1 ◆KOSTI/KK5w @片山木φ ★

 出張先の札幌でインフルエンザにかかった2月のこと。40度の高熱の中、
保険証のコピーを手にたどり着いた病院で、患者の職業が新聞記者だと知った
初老の医師が、なぜかいきなり怒っていた。オレは文句があるんだと切り出した先生、
たぶん、こんなことを言った(と思う)。

 「ノルディックの世界選手権、オレは地元で協力したつもりなのに、なんか目に
入らないんだよなあ。いろんな新聞やテレビのスポーツニュースも見るけど、
あんまり映らないんだよ。どうなってるんだ?キミ、文句言っといてくれよ」

 そんなことより、タミフルください…とは言えない。そりゃ先生、成績が厳しい
だけじゃなくて、テレビには放映権というモノがありましてね、放映権を持っている
会社とそうでない会社では大きな差が…。すると先生は処方せんをパソコンに
打ち込む手をとめて、言葉を遮った。「そんなことは、オレたちには関係ないんだよ!!」

 その言い分は最近のスポーツ報道に関する問題の一部を突いている。
近年、いろんなスポーツが露出する機会が増えたことは喜ぶべきこと。
その一方で「あのスポーツはあのメディアで」というイメージが固定化されつつある。
そして、そのイメージが、他社の報道に少なからず影響を与えるように思えるのだ。

 多くのスター選手を抱える五輪系種目は今、テレビの重要なコンテンツになり、
「普及」という大義名分だけでなく、強化費などの資金力を得始めている。
その資金力が新たなタレント発掘や育成に結びつけば、また資金を生むだろう。
だが、それは拡大再生産こそが唯一「善」の資本主義経済そのものに見えてくる。
忘れてはいけないのは、経済は拡大し続ける局面だけではないことだ。

 長期的な視野に立てば、競技を発展させていくのは地道な普及と育成の活動で
しかない。それは「オレたち協力した」と言い切れる、先生のような人に支えられている。
メディアは、ある競技の「オイシイとこ獲り」に奔走していないだろうか。インフルエンザが
完治した今、じっくり考える必要があると感じている。(東京・運動部)


TITLE:スポニチ Sponichi Annex
URL:http://www.sponichi.co.jp/sports/column/sportsbox/kijilist.html
2名前をあたえないでください:2007/03/18(日) 17:01:00 ID:OD0riYLb
最速2get
3名前をあたえないでください:2007/03/18(日) 17:59:36 ID:uoQ/Qi/p
まだF1にデビューしてない日本人レーサーをF1デビューしたと騒いでるフジテレビをなんとかして下さい
4名前をあたえないでください:2007/03/18(日) 19:18:20 ID:41uHpSuq
記者の命を担保にとって…ドクターGJ
5名前をあたえないでください
スポーツ振興に協力するのは素晴らしい

だが、熱くなり過ぎた爺は
どこの世界でもウザイ