【北京13日時事】中国の最高人民検察院(最高検)の賈春旺検察長(検事総長)は13日午後、
北京で開会中の全国人民代表大会(全人代=国会)で活動報告を行い、
2006年にわいろ受領の汚職など職務に絡んだ事件が3万3668件に上り、4万41人が立件されたと明らかにした。
05年と比べて1406人減少したが、1日当たりの立件者は109人に達する計算で、
依然深刻な腐敗の実態が判明した。
胡錦濤政権は「反腐敗闘争」を強化し、昨年9月には社会保障基金をめぐる汚職事件で
陳良宇前上海市党委書記を解任。北京市の劉志華前副市長は愛人のために職権を乱用したほか、
邱暁華前国家統計局長は「重婚」が疑われるなど幹部の「生活の腐敗」問題も際立っている。
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_30&k=2007031300808