【裁判】埼玉・草加市の知的障害二男殺害 被告の父親　『息子は一人で生きられない』　[03/08]

◇『息子は一人で生きられない』　草加の知的障害二男殺害

　裁判長「起訴事実に間違いありませんか」

　被告「介護に負担を感じて（殺害した）…というのは違います」

　昨年七月、知的障害がある二男＝当時（３２）＝を殺害したとして殺人罪に問われた埼玉県草加市の
無職石原幸三郎被告（７２）。今年一月二十三日のさいたま地裁での初公判で「二男はかわいい子供
ですから」と述べ、検察側が描いた殺害の動機を否定。
その後の法廷で明らかになったのは、二男の世話をしていた妻が末期がんで倒れ、「二男は一人では
生きていけない」として、自分も一緒に死のうと思い詰めた父親の姿だった。

　被告は昨年七月九日午後二時ごろ、二男の首をひもで絞めた上、胸をナイフで刺して殺害。
自分も腹を刺して無理心中を図ったが、同居する長女に見つけられ、一命を取り留めた。

　石原被告は福島県の農家に生まれ、十九歳で上京。四十歳のときに生まれた二男は、先天性の
脳性まひのため会話は単語を口にできる程度で、日常生活にも家族の介助が必要だった。

　被告は住宅ローン返済のため、定年後も空調設備作業員として働き続け、授産施設への送迎など
二男の世話は主に妻がしていた。ところが昨年五月、妻が末期がんで入院。
翌月には「あと一週間しかもたないかもしれない」と宣告された。

　家族で二男の今後について話し合った。長女は「結婚していいと言う人がいる」と打ち明けた。長男も
すでに家を出ており、「二人に迷惑はかけられない」と考えた被告は「おれが面倒をみる」と言い切った。

>>2につづく

東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070307/eve_____sya_____003.shtml

>>1のつづき

　犯行前日の七月八日、妻が吐血。動揺した石原被告は、二年前に手術を受けた自らのがん再発を
恐れた。

　翌日は仕事が休みだったため、朝から二男とテレビを見た。昼食はラーメンを作り、一緒に食べた。
午後、長女の不在を確認してから、二階にいた二男の首をロープで絞め、さらに、早く楽にしてやろうと
ナイフで胸を突き刺した。

　「痛いよ、父ちゃん」。障害のある二男がつながった言葉を話したことに、石原被告は驚いた。
「後から行くから待ってて…」とささやき、自分も腹を刺した。

　だが、「（自分だけ）助かってしまった」。意識が戻った被告は、見舞いに来た長男にそう漏らしたと
いう。

　二男の告別式の翌日、妻は事件を知らないまま、息を引き取った。

　検察官「なぜ殺そうと思ったのですか」

　被告「家内がいなくなったら、二男は一人では生きていけない。私も年で（この先）長くない。
二男を殺して自分も死のうと思った」

　先月二十七日の被告人質問で、石原被告は淡々と語った。弁護人の質問には「（介護を）負担に
感じたことはない」と繰り返した。

　事件後、被告と一度も顔を合わせていなかった長女が、法廷で証言に立った。

　長女「怖いという感情がずっと残っていた。どういう顔で（父親と）会えばいいのか分からなかった」

　弁護士「法廷に来た理由は」

　長女「私が出ることで少しでも（父の）刑が軽くなり、最後はゆっくり…と思ったからです。仕事一筋
の人生だったと思います」

　石原被告は被告席で手を組み、うなだれたままだった。

　最終意見陳述。「二男は私の半分も生きていない。これからいいこと、楽しいことがたくさんあったと
思います。子供たちの幸せをめちゃめちゃにした父親は失格です。一生償っていきたい」と被告は
声を震わせた。

　検察側は「介護の悩みから逃れるための安易で短絡的な犯行」と懲役十年を求刑。判決は
今月二十七日に言い渡される。

（さいたま支局・安藤恭子）

※以上です

ん。
だれしもどうなるかわからない。
お父ちゃん、残りはなんとか幸せになってほしい。孫の顔みて楽しい毎日をおくってください。

まあ親父の気持ちが分からんでもないが・・・うーん

切ない事件…涙が出てきた

>検察側は「介護の悩みから逃れるための安易で短絡的な犯行」
父ちゃん本人が違うと言っているのになんでこう言い張るの？検察

これは悲惨すぎるな　なんとかならなかったのか

刑が重すぎるような…

>>4
うーんて何だよ？
こんな哀しい事件はないだろ？

>>9
気持ちは分かるけどさすがに殺っちゃまずいだろって
これで次女の結婚が破談になったら・・・って可能性もあるんだし

裁判長もヴァカじゃないんだから、執行猶予つけてくれるだろ。
温情判決希望

現実に、家族以外
本当の苦悩はわからないんじゃないかな

日本の福祉行政の貧しさ

殺していいわけではないけど、この父親はどうするべきだったというんだろう…

>>14
こういう人たちこそ、国に助けてほしいよね
「われわれは無理やり日本に連れてこられたんだ！」
とか言って生活保護受け取る人たちよりよっぽど保護されるべき

脳性マヒに知的障害があるとは限らない。大学の同級生にも何人かいた。
意思表示が難しいから昔は教育を受けられないケースも多かったが。
きちんと次男に話せばわかってくれたかも知れない。お互いもっと楽だったかもね

こういう苦境の人々をたすけてこそ、「こころ」の美しい国なのですよ。
安倍ちゃん。　　立派過ぎる公民館つくったり、へんなモニュメントつ
くったりもうやめようや。

美しすぎるじゃんニポン

>>16
程度は人それぞれだから無理、あなたの同級生は障害が軽かったから居ただけ、
そうじゃない奴は外に出てこない、それをあなたが知らないだけ

>>10
次女なんてどこに出てくる？

結局、悪政は社会的弱者にこういう形で出てくるんだよな。
俺の親もだいぶ年取ってきたから、こういう話は他人事じゃない。
障害者の息子が年とった親に代わるだけ。
最近は税金の無駄使いの話しきくとマジでむかつく。

>>20
あーごめん、長女の間違いだ
ニ男と長女が脳内で混ざって次女と勘違いしてた

>>15
この人には兄弟がいるから、役所行っても兄弟に面倒見てもらえで追い出されるのが落ちじゃないか
だけど兄弟も自分の幸せ考えたいよなぁ

こういう子を持つ親に「一番の願いはなに？」と尋ねると
「子供より、一日が一分でも長く生きて子供を葬ってから死ぬ事」
そう語るよな

許されないこととはいえ辛い話でもある。
量刑がどうとは言いがたいが、
せめて
「介護の悩みから逃れるための安易で短絡的な犯行」の一文だけでも
外してあげてほしいかな・・・

障害持ってる子の親が「この子は一人じゃ生きられない」なんて
思いつめちゃう社会はいかんよね
誰だって一人じゃ生きられないから皆で支えあうシステムを作ったのにそれが機能してない
何でもかんでも政治の所為にはしたがないがこればっかは

>>1
切なくなった
かと言って、この父親に何かしてやりたい！と思っても無力な自分。

自適悠々に生保受けて生きてる奴がいると思うと…腹だたしい！

脳性マヒが判明した時点で施設とか警察とか病院とか市役所の前に捨てれば（ｒｙ

美しい日本。

あまりに悲し過ぎる現実がそこにあった。

短絡的な犯行ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
無能な検察に出会っちゃったお父さんカワイソス

短絡的なわけないだろうにな

検察官は性悪説で事件を解釈するのが仕事。
弁護士は性善説で事件を解釈するのが仕事。

死ぬ積もりは無かったんだろ？本当に死ぬ気なら頸を切るだろ。
胸を切ったってなんだか東条英機みたい。威力の小さい拳銃で
一発だけ頭じゃなくて胸を撃ったってやつ。ヒトラーや牛島満
と違って。

お父さんの苦境には同情するけどさ。

>>32
ほんとだ♪

「痛いよ、父ちゃん」

悲しすぎる…(´;ω;)

これが俺らの住んでいる国だからなぁ。仕方ないな。