【この道】殉職・宮本邦彦警部(下)命の代償 伝えたかった「生きる」意味−産経新聞[03/03]
2月14日。東京都板橋区の戸田葬祭場で営まれた警視庁警部、宮本邦彦さん=当時(53)=
の通夜に、荒川区の日本語学校「赤門会」の理事長が参列していた。
6年前、JR新大久保駅でホームから転落した人を助けようと電車にはねられ死亡した
韓国人留学生、李秀賢さん=当時(26)=の父親、盛大さん(67)から「私の代理人として
参列してくれませんか」と頼まれた。秀賢さんは当時、赤門会の生徒だった。
盛大さんは、宮本さんの殉職を理事長からの国際電話で知らされた。「人ごとに思えず、
残されたご家族に、誇りを持ってこれから生きてほしいと思った」。参列を頼んだ理由をそう話す。
秀賢さんと同じような犠牲が二度と出ないことを祈っていた。それだけに複雑な思いもあるが、
「警察官としてだけでなく、ひとりの人間として“とにかく助けたい”の一心だったと思う。
息子と同じ思いだったのでしょう」。
◇
その瞬間、宮本さんは何を考えたのだろうか。ホームに転落した人をとっさに助けた経験を
持つ人たちは、自分の「その瞬間」と、思いを重ねあわせる。
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>>2に続きます。)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/41740/
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>>1の続き。)
秀賢さんの日本語学校の後輩の韓国人留学生、申鉉亀さん(28)は昨年5月、同じ新大久保駅で
ホームから転落した女子大生を助け出した。
申さんは女性が転落したのと同時に体が動いたという。電車の進入など考える余裕もなく、
「女性だけしか見られなかった」と振り返る。
「人間は心のどこかに“人を助けたい”という気持ちを持っているのかもしれない。お巡りさんの
宮本さんは使命感に加え、そういった気持ちを行動に出せる人だったと思う」
秀賢さんの命日の今年1月26日、もう一つの救助劇がJR上野駅であった。男性が線路に転落。
居合わせた自営業、山本勲さん(57)ら3人がホームから飛び込み、男性を引き上げた。
「ためらっている暇はなかった」。山本さんは東京消防庁の災害ボランティアを長年勤め、
救助に関する講習を受けていた。
「だから、私は自然に体が動いたのかもしれない。しかし自殺するつもりの女性を助けようとした
宮本さんは、女性を生かすことだけを考えていたと思う。これまでの仕事の蓄積がなければ
決断できなかったはず。まねできるものではない」
◇
「どんなに私のことを悪く言ってもいい。やめてくれ」。宮本さんは遮断機をくぐろうとする女性の前に
両手を広げて立ちふさがった。だが、興奮していた女性は振り切って線路に走り込んだ。
目撃者によると、宮本さんが発した最後の言葉は「止まってくれ」。線路に入り、近づく急行に
手を振った。急ブレーキの鋭い音が響いたが、間に合わない。とっさにホーム下の避難スペースに
女性を押し込んだ。自分の体はスペースの外。それでも、最後まで微動だにしなかった。
「危ないことは宮ちゃんが一番知っていたはず。それでも『おれがやるしかない』と決めたのだろう」
葬儀の後、警視庁の友人2人が喫茶店で故人をしのんでいた。
「真っ先に現場に駆けつける地域警察官は悲惨な死を目の当たりにする。『死んでやる』と
いわれれば『死なせてたまるか』と思ったに違いない」
「どんな部署でも、警察官は地域住民との絆(きずな)が大切。宮ちゃんは最後まで原点を
貫こうとしたんだ」
会話は自然と「その瞬間」にもおよび、友人のひとりは、宮本さんの“最後の心境”を次のように
推し量った。
「生きてさえいれば何とかなる。生きてさえくれれば、自分が悪者になったっていい。
本心から出た言葉だったはず。命をはってでも伝えたかったことだろうから」
区民の要望を受けて板橋区は、常盤台交番前に宮本さんの行動を風化させないよう、
植樹か記念碑的な物をつくる方向で検討を始めた。「日本人として誇りに思います」と首相も
たたえた宮本さんの歩んだ道は、人々の記憶に永くとどめられようとしている。
4 :
名前をあたえないでください:2007/03/04(日) 16:58:32 ID:dQv5vXyA
生を絶対視するな
自殺を止める権利は他人にはない
5 :
名前をあたえないでください:2007/03/04(日) 17:03:12 ID:kCbuVLwx
同じように殉職した人たちも同様に扱ってほしい。
権力のある警察関係者は、あまり前にでないほうがよい。
戦没慰霊祭でも憲兵隊はめだたないようにしているのだから
6 :
名前をあたえないでください:2007/03/04(日) 17:04:00 ID:DMGTFY1E
自殺するなら誰もいないところでやってくれ、誰にも迷惑をかけるな
7 :
名前をあたえないでください:2007/03/04(日) 17:04:21 ID:O8dfrfan
この事件は誰も救われてないよな
助けられた女だってこの先どの面下げて生きて行けっていうんだ
8 :
名前をあたえないでください:2007/03/04(日) 17:27:31 ID:Du6xFaA+
>>7 >この事件は誰も救われてないよな
安倍には「ミヤケさん」て言われるしな。
他にもいろいろ腹黒い人が群がって売名行為に利用されただけじゃん。
9 :
名前をあたえないでください:2007/03/04(日) 17:35:37 ID:m0MT6l7U
死人って便利だな。ネタを書き放題。
くだらない精神論や情緒論は白痴のアカヒにでもまかせておけ
産経が論じるべきは、キチガイ相手の強制措置(鉄道敷地侵入)の肯定や、
第一線警察官のための警察予算の質と量の充実だろう。
団塊バカサヨの牙城・頭狂の特報部さえ、今度の事件に関しては、
裏金作りに狂奔する反面、第一線をバカにしまくり、交番はもちろん、
刑事のガソリン代や防弾チョッキ更新さえもケチるキャリアを批判してる。
アカにも劣る記事書いてどうすんだwww
11 :
名前をあたえないでください:2007/03/04(日) 19:26:49 ID:+Qehm6Du
12 :
名前をあたえないでください:2007/03/04(日) 19:47:36 ID:fltKmBrC
だから、仕事なんだって。仕事。
巡査の仕事。
市民の人命救助と一緒にするのは間違ってるぜ。
医者が急患助ける度に表彰するのか?
13 :
名前をあたえないでください:2007/03/04(日) 22:39:25 ID:+Qehm6Du
途中の経過はもちろんミスのオンパレードだが、結果も最悪に準じるもの。
なぜこれほど褒め称えるのか。
「下」のコラムだけ見ても、「私のことをどんなに悪く言ってもいい」と立ちふさがるとか、真実だったらもう警察官としての仕事がまともに為されていない。
殉職に至ったのもむべなるかな。
他の現職の皆さんは、もって他山の石とし、安全を心がけて勤務して欲しい。
14 :
名前をあたえないでください:2007/03/05(月) 01:50:40 ID:CIqu5ydZ
死ぬことが美しいと美化しないでほしい。
戦争も 国家の為に死ぬことが名誉だと刷り込まれた。
15 :
名前をあたえないでください:2007/03/05(月) 03:06:31 ID:BNgzROU7
>>14 美化なんぞしていない。
ただ、人間として宮本さんを尊敬しているだけ。
あんたは同じ境遇に遭遇したとき、助ける側ではなく安全な外野で偉そうに
能書きを垂れる人種だろ?
そう言う輩は唾棄にも値しないクズ野郎だ。
戦争で死んだ兵士だってそうだ。
あの時代、誰も戦争と無関係では居られなかった。 徴兵忌避などできるわ
けもない。 一族揃ってスパイか売国奴の烙印を押されて迫害された。
五体満足な人は否応なく戦場に狩り出されて死んでいった。
同じ状況で、あんたが徴兵忌避できるのなら、あんたを漢と認めてやらなく
もないが、おそらく無理だろうて・・・・なぜならあんたは川原乞食だから。w
16 :
名前をあたえないでください:2007/03/05(月) 11:30:34 ID:QOJu2owx
>>15 同じ境遇に遭遇しないよう、努力する。
宮本氏は、恐らく警察官として基本的なことを忘れたか、故意に面倒な事務処理を避けようとして、結果、最悪に近い状況を招いた。
単に、いきなり線路の上で女を庇ったわけではない。
轢かれる寸前の瞬間だけを見ようとするからおかしくなる。
17 :
名前をあたえないでください:2007/03/05(月) 11:47:22 ID:GtzHkGUu
警察は冤罪の意味を考えれ。
18 :
名前をあたえないでください:
お前らの命を彼にあたえろや
腐れどもが