【文化】世界遺産・熊野古道 県が周辺含めた保全補助制度

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 和歌山県は7日、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の景観保全や建造物の
修復などに対する補助制度の創設を決めた。
一帯は観光客の増加で石畳の損傷が目立つほか、放置林の増加による
景観の悪化などが問題化していた。
このため周辺の緩衝地帯「バッファゾーン」も補助の対象地域とされ、
遺産価値のきめ細かな“メンテナンス”が可能になる。
文化庁は「周辺まで対象にした補助事業は聞いたことがない」としている。

 県教委文化遺産課によると、熊野古道では昨年、大雨などで2件の土砂崩れが発生。
観光客増加などの影響で、石畳が傷ついたり、ゴミや落書きも目立つようになった。
さらに、手入れされていない荒廃林が増加するなど、
景観を含めた資産全体の維持管理が急務となっている。

 世界遺産は登録資産の「コアゾーン」と環境保護のための緩衝地帯「バッファゾーン」が設定されている。
コアゾーンの修復事業は国の補助金が出るが、費用が200万円以上かかる事業に限定。
今回の補助制度ではバッファゾーンも対象に含まれ、登録資産そのものの
きめ細かな修復や緩衝地帯の森林整備などが可能になるという。
県は新年度予算案に事業費1000万円を盛り込んだ。

 昨年7月には、同県田辺市中辺路町の熊野古道沿いにある湯川王子社で
強風により木が倒れ、屋根部分などが全壊。
市が改修工事の半額を補助することになったが、残りを負担する地元保存会の
寄付金がなかなか集まらず、工事開始は今月中旬までずれこんだ。
田辺市教委は「県の補助制度があれば、修復事業が進めやすくなる」としている。

 紀伊山地の霊場と参詣道は平成16年7月、国内で初めて文化的景観が
評価された世界遺産として登録された。
県世界遺産センターの辻林浩指導員は「遺産登録の重要な要素である景観を
保全するためにも、登録時の姿を守り、よりよく整備していくことが重要だ」と指摘している。



産経新聞
http://www.sankei.co.jp/culture/bunka/070207/bnk070207005.htm

2名前をあたえないでください:2007/02/09(金) 22:01:28 ID:CLGxW4xA
おーい、誰かクマのコドウのポスター貼っとくれ
3名前をあたえないでください
ラクガキの問題は解決したのか?