豚やワイン担保に融資も 経産省、信用保証を拡充
経済産業省は9日、中小企業が販売・出荷前の在庫を担保に金融機関から
融資を受けることを可能にする信用保証制度を設けると発表した。
例えば畜産業者が飼育中の豚や、酒店が保有するワインを担保にした融資
を受けられるようにし、中小企業の資金調達の多様化を促進する。
関連法案を今国会に提出し、7月の施行を目指す。
信用保証制度は、信用力が不足している中小企業に対して、各都道府県など
に設置された信用保証協会が保証することで、民間金融機関などから融資を
受けられるようにする仕組み。
これまで売掛債権を担保にすることはできたが、新たに在庫も対象に追加。
1件当たり2億円の融資を上限に、融資の8割までを保証する。保証には審査が必要。
中小企業融資は個人保証や不動産担保に依存している。経産省によると、
中小企業が保有する土地の資産規模は86兆円で、在庫は47兆円に上るという。
ニュースソース
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/economics/20070209/20070209_011.shtml