◇空き巣警官 懲役2年求刑 初公判、即日結審検察「信用を悪用」
勤務中に空き巣に入ったとして、窃盗罪に問われている横浜市神奈川区神大寺、元鎌倉署巡査長
望月賢治被告(38)の初公判が7日、横浜地裁(大島隆明裁判官)で開かれ、望月被告は「間違い
ありません」と起訴事実を認めた。
検察側は「警察官の信用を悪用した卑劣極まりない犯行」として、懲役2年を求刑し、即日結審した。
論告などによると、望月被告は昨年7月、鎌倉市の学習塾経営の女性宅に侵入し、1階食器棚に
あった現金約7万2000円を盗んだ。
検察側は、望月被告が女性に認知症の症状がみられたことから、被害に気付かないと考え、犯行を
思い立ったと指摘。女性や近隣住民とばったり会った時に「女性宅の雨戸の修理に来た」と言い訳する
ため、交番から修理用のドライバーを持参していたことを明らかにした。
望月被告は腕時計を集めるのが趣味で、24万円相当の高級腕時計も持っており、検察官に
「(盗む前に)なぜ売らなかったのか」と諭される場面もあった。
望月被告は被告人質問で「立場と職責を忘れ、私利私欲に走ってしまった。自分が弱かった」と
述べた。
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news002.htm 不審がられぬよう制服で…コソ泥元警官に懲役2年求刑
事件捜査で知り合った女性(71)の自宅から現金を盗んだとして、窃盗罪などに問われた元神奈川県
警鎌倉署巡査長の無職の男の被告(38)は7日、横浜地裁(大島隆明裁判官)の初公判で起訴事実を認
めた。検察側は懲役2年を求刑し結審した。判決は19日。
検察側は論告で「住民に目撃されても不審に思われないよう、勤務時間中に制服姿で女性宅に侵入した」
と指摘。「警察官としての責務を忘れ去り、地域住民の信頼を大きく裏切った言語道断の犯行」とした。
起訴状によると、望月被告は昨年7月7日、鎌倉市内の女性宅に侵入、現金約7万2000円の入った
封筒を盗んだ。
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_02/t2007020834.html