【軍事】米軍の垂直離着陸機「V-22オプスレイ」、開発が難航した最大の原因“ボルテックス・リング”とは[02/06]

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1フルーツパンチ大名行列(070216)φ ★
◆V-22「オスプレイ」、開発が難航した最大の原因「ボルテックス・リング」とは

米軍が実戦配備の準備を進めているティルトローター機、V-22「オスプレイ」を巡る議論が
今だに米国内では続いている。
離着陸はヘリコプターのようにローターを使い、前方に進む場合には通常の航空機のように
翼の浮力を利用して進むというこの発想を実現したこの機体のどこがこれほど、
問題となっているのか?
実は、ヘリコプターとレシプロ機の特長を足しても素直に2にはならない、
術的な制約が問題視されているのだ。

現在、オスプレイに関して一番問題視されているのが、「ボルテックス・リング状態」という
ヘリコプター独自の失速現象に陥り易いという点となる。
ヘリコプターの場合、ローターを回転させ下方向に風を吹き下ろすことによって浮力を得ている。
このため、下降速度がローターによって得られる吹き下ろしの速度と同じになってしまうと浮力を失い、
飛行機における失速と似た現象が発生してしまう。
旧型のヘリコプターの場合、ローターによる吹き下ろしの速度はそれ程、早くなかったため
降下速度が速すぎるとボルテックス・リング状態に陥り、墜落するという危険性が高かった。
もっとも、最近のヘリコプターの場合、比較的小径のローターを高速で回転させているため、
軍用のヘリコプターなどで多少無理な急降下を行ってもボルテックス・リング状態に陥ることは
ほとんどなくなっていた。

ところが、このオスプレイのようなティルトローター機の場合、ティルトローター特有の
空力特性のため一般のヘリコプターよりもボルテックス・リング状態に陥り易い構造だということが、
開発が終了し実験段階に入ってからかなりしてから判明してしまったのだ。
これまで実験を重ねてきた米海兵隊ではボルテックス・リング状態に陥らない運用限界として、
時速40ノット以下のヘリコプターモードで進行時の下降速度を800フィート/分と定めた。
40ノット以上の速度で進む場合には主翼による浮力の効果を得られるために
800フィート/分以上の速度で降下してもボルテックス・リング状態には陥らないという。
過去にオスプレイは何度か大事故を起こしているが、その原因に関しても
ティルトローター機特有の運用を熟知していなかった軍隊が通常のヘリコプターと同じ感覚で
急降下訓練を行ってボルテックス・リング状態に陥ったことに問題があるとされている。

「800フィート/分」の制約条件に関して海兵隊ではUH-60「ブラックホーク」でも
大した変わらないと言っている。
しかし、これにも実は、含みがあって、同じ「800フィート/分」であってもオスプレイの
「800フィート/分」の場合は運用限界のギリギリの数字を表しているのに対して、
ブラックホークの「800フィート/分」場合はかなり余裕を持たせた数字となっているのだ。
実際、現場のパイロットの間からはブラックホークの場合は2500フィート/分の速度で急降下しても
ボルテックス・リング状態には陥ったことはないといった声もでてきている。

オスプレイは敵地に奇襲をかける特殊任務用に開発されたもので、ブラックホークの
3分の1の降下速度でゆっくりと降下などしていたらたちまち敵に打ち落とされてしまう。
反対にヘリコプターの感覚のままでオスプレイの操縦を行い、
急降下を行っても墜落してしまうことになる。
オスプレイは一見、ヘリコプターとレシプロ機の両方の特長を併せ持つ、夢の航空機のように思えるが、
実はかなりの問題を持っているのだ。
かと言って、これだけの巨額の開発費用を投じた後で「はい、使えませんね」とも言えない。
この機体の開発が長引いてしまった理由がこの辺にある。

写真は海兵隊で飛行実験中のMV-22。ローターの回転に伴う気流の流れが見える貴重な写真だ。
http://www.technobahn.com/news/b024d5815bf2daef2b2ae8851d376875772cbd45/200702061816.jpg
画像はボルテックス・リング状態にあるヘリコプターの気流を示したイラスト。
http://www.technobahn.com/news/b024d5815bf2daef2b2ae8851d376875772cbd45/2007020618162.jpg

テクノバーン 2007/2/6 18:16
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200702061816

■関連スレ
【軍事】米軍の垂直離着陸機「V-22オプスレイ」、砂漠でのテストで問題箇所が判明[01/26]
http://news22.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1169831869/
2名前をあたえないでください:2007/02/07(水) 15:20:56 ID:d76YlDzX
【軍事】米軍の垂直離着陸機「V-2/home/ch2headline/public_html/bby/erimo/news
ってなんだYO
3名前をあたえないでください:2007/02/07(水) 15:29:33 ID:xDSO4SmV
ヒントは日本竹とんぼ協会が知っている
4名前をあたえないでください:2007/02/07(水) 15:49:25 ID:FyFIb9rv
失速ちゅうのは飛行機だろ
ヘリなんだからローターの回転完全に止めて落下すればいいじゃん
地球に激突する直前で立て直しなさい
5名前をあたえないでください:2007/02/07(水) 16:39:18 ID:mSS1cBGl
>>4

お前在日だろ?
6名前をあたえないでください:2007/02/07(水) 16:42:25 ID:f6qzOdDr
ヘリって回転止めてもすぐには墜落しないって言ってたような無いような
7名前をあたえないでください:2007/02/07(水) 16:45:04 ID:GFkqAkJt
このボルテックスリングを無くす技術を作れれば一攫千金になりますよって記事に見えれば金儲けの発想の素質有り
8名前をあたえないでください:2007/02/07(水) 16:46:07 ID:HP5faFGJ
機体底面にアポロ着陸船みたいにロケットエンジンつけて、
落下時にふかせばいんでね?
9名前をあたえないでください:2007/02/07(水) 17:19:37 ID:9sDlwafV
降下率800FT制限がブラックホークと同じなら別にたいした問題じゃないと思う。オズプレイは確か操縦系統がコンピュータで制御されるフライバイワイヤ機だったはず、制御されてるならボルテックスリング状態には絶対入らない
10名前をあたえないでください :2007/02/07(水) 21:17:07 ID:QCkmtb9N
しかし装甲厚くしたりできないの可能性もあり、軍用には向いてないと思う
問題山積
11名前をあたえないでください:2007/02/07(水) 21:23:00 ID:g0lp6nz+
88でやっていたスーパー大戦略では、使えたんだがなぁ。
12名前をあたえないでください:2007/02/07(水) 22:04:51 ID:m0j3t0sP
超電磁マシーン
13某研究者:2007/02/08(木) 06:26:47 ID:WzKqPLdr
ブラックホークも実戦では800フィート/分を超える
降下速度を出して居ないなら
問題は無いと言う事は無いのかだが
オスプレイは限界ぎりぎりの800フイート/分で
果たして降下するのかどうかだろうし
実戦での降下速度は
安全を考慮して更に遅く成ると言う事は無いのかだが
特殊部隊のヘリは発見を避ける為に
低空飛行をするなら降下速度は問題とは成らぬ可能性も
有るだろうが
輸送部隊のオスプレイはミサイルの射程外の
高高度を飛行した後
飛行場上空で急降下するなら
この時間が長いと言うのは問題には
成らぬのかどうかだが
14某研究者:2007/02/08(木) 06:28:17 ID:WzKqPLdr
オスプレイにミサイル妨害装置を装備した上で
飛行場周囲をRPGや機関砲の射程外迄
制圧すれば
問題は無いと言う事かも知れぬが
15名前をあたえないでください:2007/02/11(日) 00:21:37 ID:G4ATLw61
コンコルドファラシー
16名前をあたえないでください:2007/02/11(日) 00:42:00 ID:gdJmaXUa
某研キター
17名前をあたえないでください
>>13
朝ゴハンはマックまで読んだ