去年、横浜市でトラックに積んだショベルカーが電線にひっかかって街路灯が倒れ、
女の子が死亡した事故を受けて横浜市が市内の電線を調べたところ、
市の基準よりも低く張られた危険な電線が1万7000本余り見つかりました。
横浜市は業者に張り替えを急ぐよう求めています。
去年11月、横浜市旭区の市道でトラックに積んだショベルカーが道路上の電線に
ひっかかって街路灯が倒れ、女の子が死亡した事故を受けて、
横浜市は市内の道路上に張られた電線などの調査を進め、このほど結果がまとまりました。
それによりますと、横浜市の全域で市の基準の高さ4メートル50センチよりも低く張られている電線が
1万7447本見つかりました。
最も多かったのは、東京電力の電線で、およそ8700本と全体の半数を占め、
次いでNTT東日本の電話線がおよそ5400本、ケーブルテレビのケーブルなどが
およそ900本に上りました。
多くは、住宅や商店などへの引き込み線ですが、勝手に工事が行われたり、
今は使われていなかったりして、設置した事業者や、所有権が誰にあるのか
分からないものも2417本ありました。
基準より低い電線やケーブルは、東京電力などが張り替えを進めていますが、
先月末までに工事が終わったのは全体の5パーセントにとどまっているということです。
横浜市は事業者に来月までに張り替えるよう求めるとともに、所有者がわからないものは、
市の権限で撤去する方針です。
NHK首都圏ニュース
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