◇人気レッサーパンダ風太 先月からペアリング再開 ユウタ・風花 2世は“乳離れ”
昨年六月にかわいい双子の二世、ユウタ(オス)、風花(メス)が誕生した
市動物公園(若葉区)の人気者、レッサーパンダの風太(三歳)が、次の繁殖に向け、
先月から妻チィチィ(同)とのペアリングを始めた。来月には大人気の“ごほうび”に
増築した豪華新居への引っ越しも決定。新しい家族誕生の期待が高まる。
一方の双子はすくすく育ち既に乳離れ。体重も両親並みだ。
昨年六月誕生した双子は体調を崩すこともなく、すくすく成長。十月に親と同じササなどを
食べる乳離れが始まり、体重も先月二十三日現在、ユウタが五二四〇グラム、風花が
五八六〇グラムと、父の風太(六三〇〇グラム)、母のチィチィ(五八六〇グラム)並みに。
実際に、先月九日からチィチィと離れ双子で暮らしている。
同時に風太、チィチィ夫婦は同居を再開。繁殖に向けたペアリングに入っている。
レッサーパンダの交尾期は一―三月。春にもう一度訪れることがあるという。
来月には、風太が美しい立ち姿で人気を呼び、増収に貢献した“ごほうび”に、
昨年九月から二千五百七十万円をかけて増築中の豪華新居への引っ越しが控える。
屋内温度を、故郷・中国四川省の八月の平均気温(二五度)に保つ空調を備えた絶好の
環境に加え、寝室も出産用に三室。準備は万端だ。
双子を一般公開した翌月の昨年十月には、一カ月に十二万人以上の入園者を記録
するなど経済効果は絶大。「チィチィは双子に(手が)かかっていたので、今のところ
(交尾の)兆候はない」(同園)が、「遅れて発情することもある」(同)と、早くも新たな
家族誕生への期待が高まる。
新居での公開は来月二十一日から。完成を記念して二十五日までの五日間は、
入園先着二百人に特製シャープペンシルをプレゼントする予定。
画像:すくすく成長。乳離れも果たしたユウタ(左)、風花=先月25日撮影(市動物園提供)
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