NTTドコモは、新たなパケット定額サービスとして、FOMA対応の音声端末からフルブラウザを利用する
ユーザー向けの「パケ・ホーダイフル」と、一部機種で利用できる「Biz・ホーダイ」を発表した。
■ パケ・ホーダイフル
3月1日より提供される「パケ・ホーダイフル」は、月額5,985円のパケット定額サービス。
新料金プランでiモードを利用するユーザーが対象となる。パケットパックやパケ・ホーダイ、
今回あわせて発表されたBiz・ホーダイとは同時契約できない。
これまでのパケ・ホーダイ(月額4,095円)では、iモードサイトやメール、アプリの通信料が
定額で利用できたが、パソコン向けWebサイトが閲覧できるフルブラウザ(iモードフルブラウザ)
を利用すると従量課金となっていた。今回提供される「パケ・ホーダイフル」を契約すれば、
月額5,985円でフルブラウザでのWebブラウジングも定額の対象となる。
対応機種は、N901iS、N902i、SH903i、DOLCE SL、SH903i、N903iX HIGH-SPEEDなどの既存機種や、
SH903iTV、F903iX HIGH-SPPEDなどの新機種を含め、iモードフルブラウザを搭載する計22機種となる。
また、パケ・ホーダイフルを契約していれば、4月発売予定の「P903iX HIGH-SPEED」では、WMA形式の
パソコン向け動画コンテンツを通信経由で閲覧する場合も定額対象となる。
その場合、従来のパケ・ホーダイでは定額対象外となる。
パケ・ホーダイフルへの切り替えは当日からの適用、あるいは翌月からの適用が選択できる。
パケットパックから乗り換える場合、パケットパックの料金は日割り計算されるが、
パケ・ホーダイフルの料金は日割りで計算されず、満額かかる。またパケ・ホーダイから
パケ・ホーダイフルに契約を切り替えた場合、パケ・ホーダイの料金は日割り計算されず、
パケ・ホーダイフルの料金5,985円を支払うことになる。
パケ・ホーダイでは、通信量が逼迫した場合などに通信速度を抑えたり、繋がりにくくするなどの制限が
あるが、パケ・ホーダイフルも同様の制限がかかることもある。なお、パソコンやPDAにFOMA端末を
接続して行なう通信については、定額対象外となる。
■ Biz・ホーダイ
「Biz・ホーダイ」は、スマートフォンの「M1000」と「hTc Z」向けに提供されるパケット定額サービス。
料金は月額5,985円。パソコンに接続して行なうデータ通信やiモード通信は対象外だが、両機種での
Webブラウジングやメールにかかるパケット通信は定額で利用できる。
契約できるのは、ドコモのISPサービス「mopera U」の「Uスタンダードプラン」か「Uライトプラン」の
どちらかを契約し、FOMA新料金プランを利用するユーザー。
パケットパックやパケ・ホーダイ、パケ・ホーダイフルとの同時契約はできない。
利用にあたっては、端末側に専用アプリをダウンロードし、あらかじめ設定しておく必要がある。
iモード通信は定額対象に含まれていないため、たとえばhTz ZとN903iを持つユーザーはhTc Zの通信料のみ
定額となり、N903iにFOMAカードを差し替えて通信した場合の通信料は従量課金となる。
このほか同社では、PHS定額サービス「@Freed」の代替サービスを今秋にも導入することも発表しているが、
詳細は今後あらためて発表されることになるという。
ニュースソース
ttp://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/32981.html