昨季リーグMVPの浦和のDF田中マルクス闘莉王(25)が「阿部改造計画」をぶち上げた。
浦和は27日に始動。母国ブラジルから戻り、即日合流した闘莉王は新加入のMF阿部勇樹(25)
と風呂をともにし、裸の会談を行った。優等生タイプの阿部を、浦和カラーに染めるプランを明かした。
クラブハウスの風呂場で、裸のつきあいが実現した。ともにアテネ五輪代表で同世代。
日本代表ではチームメートだが、浦和では先輩となる闘莉王は、阿部が1日も早く新天地に溶け込める
よう、ちょい悪への変ぼうを指南した。「阿部ちゃんはもっとしゃべった方がいいよ。うちは
うるさい人ばかりだからね。まじめすぎる。徐々にほぐしていきますよ」。まさに阿部の改造計画だった。
阿部と言えば、これまでは優等生タイプで定着していた。この日も練習後に83人にサイン、
100人と握手、35人と記念撮影とサポーターへのサービスを見せ、関係者を驚かせた。初合流の
せいか、練習でも遠慮するシーンが目立った。だが多くの日本代表を抱え、個性派軍団の浦和では
「いい人キャラ」は埋没しかねない。闘莉王流の“浦和のススメ”だった。
厚い信頼の表れでもある。闘莉王はこの日、ブラジルから戻り、その足で午後練習から合流した。
母国ではウイルス性の風邪をこじらせ40度の発熱に見舞われた。4日間の入院を経て24日に退院
したばかりだ。それでも、練習後は自身のことも忘れ、「阿部ちゃんは必ず力になる」と報道陣に断言。
何より気にかけていたのが、新加入の阿部の存在だった。
もちろん、阿部のハートにも闘莉王の言葉は響いていた。「(浦和では)周りの選手が人を変える力
を持っている。サッカーでもプライベートでも(潜在的なものが)引き出されていく感じがする。これから
がんばっていきます」。ミニゲームではCKから坪井のゴールをアシストするなど黄金の右足の片りんは
見せた。今後、遠慮が消え、阿部の個性が現れ始めたとき、赤い悪魔はさらにパワーアップする。
≪早くも脱落者≫オジェック浦和に脱落者が続出した。午前にさいたま市内の神社で必勝祈願を
終えると、初日からいきなり20分走×3本と、ミニゲームというハードな2部練習が課された。
小野が両足の内転筋痛、岡野が左ふくらはぎ痛でミニゲーム中に離脱。さらに長谷部と平川は午前の
練習だけで切り上げてしまった。それでもオジェック新監督は「想定内。ケガは悪化する前に対応する
ことが重要。今後も2部練習を続けます」と話した。
Sponichi Annex[ 2007年01月28日付 紙面記事 ]
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2007/01/28/02.html 関連スレッド
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