◆マカオがラスベガスを抜き世界一に カジノ売り上げ
■中国本土から大量の賭博客
2006年1−11月の売り上げでマカオがラスベガスを抜いた。
通年実績の発表は数週間後になるが、専門家は
「12月もマカオの売り上げの方が大きい」と推定しており、
カジノの世界トップが入れ替わるのは確実だ。
1−11月のマカオのカジノの売上高は64億8500万ドル(約7782億円)。
一方、ラスベガスは60億7900万ドルにとどまった。
インサイド・アジア・ゲーミング誌のカリーム・ジャラル編集長は
「マカオは12月にもっと差を広げたはず」とみる。
マカオは賭博が禁止されている中国本土から大量の客を引き寄せている。
広州から来たという男性は「禁止されたものは何であれ興味がわくものだ」と話す。
マカオの賭博は2002年まで独占制だった。
だが、規制が緩和され、ラスベガスの賭博経営企業が相次いで参入してきた。
ウィン・リゾート、サンズ・ラスベガス、MGMグランドなどだ。
サンズは2億6000万ドルの投資を1年以内に回収した。
今夏には300室、350店舗を持つカジノとホテル、ショッピングモールの
複合施設をオープンさせる。
サンズ・マカオのマーク・ブラウン社長は「パイが大きい。
マカオの旅行半径には30億人もの人がいるのだ」と明るい展望を持っている。
人口4万5000人。
1999年に返還される前のポルトガル領時代は売春とギャングの抗争が多かったマカオだが、
犯罪も減り、ラスベガスと同様、会議とショー、ショッピングを含めた歓楽都市に変容した。
写真:米系のサンズ・マカオ・カジノ。中国本土からの賭博客を狙う(MCT)
http://www.iza.ne.jp/news/newsphoto/natnews/topics/15166/fullsize/ iZa(イザ!) by 産経新聞社 01/0124 01:04
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/36148/