◇看守部長がブログに受刑者情報 徳島刑務所が告発
徳島刑務所は23日、受刑者の経歴などをインターネットのブログに書き込んだとして、
国家公務員法(守秘義務)違反容疑で同刑務所矯正処遇官の男性看守部長(34)を
徳島地検に告発、停職3カ月の懲戒処分にした。
看守部長は辞職願を出し、刑務所は同日認めた。
■実名の受刑者も
徳島刑務所によると、看守部長は昨年1月ごろから、自分のブログに刑務所で体験したことや
受刑者2人の経歴、受刑態度などを書き込み、インターネットで誰でも見られる状態にした。
受刑者1人は実名が出ていたという。
昨年11月、ブログの内容について指摘があり、同刑務所で調査。看守部長は書き込みを認め、
同月中旬にブログを閉鎖した。
看守部長は平成16年6月にブログを開き、刑務所に勤めていることも明らかにしていたが、
刑務所は「職務上知り得た秘密の書き込みは、昨年1月までなかった」としている。
看守部長は刑務所に勤務し5年目。受刑者の生活指導などにあたっていたという。
徳島刑務所の荒島喜宣所長は「職員に守秘義務を再認識させ、信頼回復に努めたい」と
コメントした。
産経新聞
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070123/jkn070123013.htm