中国の10代の若者たちがインターネット中毒になり、世界で最も若い年齢で犯罪に染まって
いる。国営中国日報が17日、報じた。
共産党青少年連盟の調査して同氏が報じたところにによる、中国の10代のインターネット
ユーザは1830万人で、うち200万人以上がネット中毒だという。
政府系シンクタンク中国科学院の心理学研究者、ガオ・ウェンビン氏は同紙に「中国における
インターネット中毒患者は西欧諸国より約10歳若いのです」と語った。
ネット中毒の大半は男性で15〜20歳の青少年だという。そして都市部の中毒者の15%は
「大至急救済措置をとる必要がある」という。
同氏は、学校に気晴らしがないのが原因だとしている。そのため、中毒者は違法のネットカフェ
に逃避せざるをえなくなり、犯罪と暴力に染まってしまう。
「家庭や学校に彼らのエネルギーの受け皿がなければ、当然、仮想世界に走ってしまいます」
ここ数年、暴力的・性的な内容の海賊版DVDは路上で簡単に購入できるし、テレビゲームや
オンラインゲームは爆発的に人気が出ている。
青少年がどんどんこうしたものの中毒になっていくのを受けて、懸念を深める中国政府は
インターネットカフェでの過度のゲームを減少させる法律をいくつも成立させている。
青少年を入店させたネットカフェの経営者に重い罰金を科すのもその一つだ。
ニュースソース
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081169198623.html