中国ではFujacksウイルスが数百万台のコンピュータに感染したと伝えられている。
一方、英国のセキュリティ企業からは感染はほとんどないという報告も。
「お祈りパンダ」ウイルスは30種を超える亜種が出現し、感染を広げていると
報じられている。
だがその一方で、英セキュリティ企業Sophosは1月18日、感染報告はほとんど
ないとし、パニックを起こさないようにと呼びかけた。
このウイルスFujacksは、感染したプログラムのアイコンを線香を持ったパンダの
絵柄に変える。中国メディアは、これは「トップレベルの脅威」であり、同国内で
数百万台のコンピュータに感染したと報じている。
Fujacksは既存の実行可能ファイルを宿主として拡散する。つまり、1台のPCに
感染すると、Fujacksの数百の複製ができる可能性がある。またネットワーク
共有や、USBメモリ、音楽プレーヤー、カメラなどのリムーバブルドライブにも広がる。
Fujacksはリムーバブルデバイス上に隠しAUTORUNを作成して、別のPCに接続
されたときに感染を広げようとする。中国メディアはこれまで感染したのは
中国語版Windowsのみと伝えているが、Sophosはこのウイルスは英語版Windows
でも動作すると指摘している。
中国メディアの報道とは裏腹に、Sophosは、同社にはこのウイルスの報告はほとんど
寄せられていないとしている。
「アジアからPC感染の報告が1〜2件寄せられてはいるが、少なくとも企業ユーザー
の間では、報じられているような『破壊的な』感染拡大の証拠はない」(Sophos)
(記者補足:ソース元に感染例の画像あります)
ソース:ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0701/19/news046.html