◇富山ガラス造形研究所の研究生ら2人大麻所持で逮捕
富山市の富山ガラス造形研究所の研究生ら2人が自宅に大麻を隠し持っていた疑いで、
18日、逮捕された事件で、関係者にはショックが広がっています。
大麻取締法違反の疑いで逮捕されたのは富山ガラス造形研究所の研究生で、富山市寺町に住む
井上愛仁容疑者(27)と、研究所の助手で、射水市中太閤山に住む由元信吾容疑者(31)です。
富山中央警察署の調べによりますと、2人はそれぞれ自宅に乾燥大麻を持っていた疑いで、
2人とも容疑を認めているということです。
警察の調べに対し井上容疑者は、「高校2年生のときから幸せな気分を味わえるので大麻を
吸っていた。
4年前から自宅で栽培していた」と話していて、井上容疑者の供述から由元容疑者も大麻を
所持していたことが分かりました。
警察では、さらに周辺にも大麻を所持している者がいると見て、18日夜、富山ガラス造形研究所を
家宅捜索するなどして、調べを進めています。
富山ガラス造形研究所は富山市が平成3年に開いたガラスアートの教育機関です。
逮捕から一夜明けて、関係者にはショックが広がっています。
また井上容疑者は、去年12月に開かれた「越中アートフェスタ」の立体部門で大賞を受賞しており、
フェスタの関係者は、賞の扱いなどを巡り今後の対応を協議しています。
一方、逮捕を受けてガラス造形研究所を開設している富山市は、先ほど午前11時から緊急の
記者会見を開いています。
吉川實教育長は「あってはならないことで衝撃を受けるとともに市民に多大な心配と迷惑をかけた」
と謝罪しました。
また今後、捜査の進展を見ながら、早急に免職や退学など厳正な処分を行いたいとしました。
さらに研究所で他に関与している教職員や学生がいないか、全員に聞き取り調査することにしています。
ニュース映像:
ttp://www2.knb.ne.jp/news/asp/../video/20070119_9981_h.asx (ナローバンド用はソース中にあります。)
ソース:KNBニュース
http://www2.knb.ne.jp/news/20070119_9981.htm