★トリックアートの美術館開館…豊後高田市「昭和の町」
豊後高田市の中心商店街「昭和の町」に、トリックアート(だまし絵)約30点を楽しめる「不思議な美術館」が
開館した。遠近法を駆使して平面の絵を立体的に見せるなどしている。分かっていても、だまされる妙。
来館者たちは、首をかしげながらまじまじと見つめている。
美術館には▽床に描かれた建物の外壁の上でうつぶせになると、窓から落ちそうになる場面を撮影できる
セット▽床の傾斜の関係で立つ位置によって背が高くなったり、低くなったりして見える部屋▽額縁から
イルカやサメが飛び出してくるように見える絵――などがある。こうした施設は全国16か所目だが、
九州・沖縄、山口では初めてという。
料理店敷地の一部を利用しており、店経営者の親族で、芸術に興味を持つ近藤紀子さん(37)が運営して
いる。展示しているのはトリックアート企画・製作会社「エス・デー」(栃木県那須町)の作品。
近藤さんは「実際に触れ、作品に参加できる楽しみがある。昭和の町を訪れる方々に喜んでもらう場所の
一つにしていきたい」と話している。
開館は午前10時〜午後5時で、スタッフが案内してくれる。
(2007年1月4日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news001.htm ※ソースは更新されるとリンク先がかわります