◆米フロリダで青いカエル発見 「ヘビの餌食」と保護
本来ならモリアオガエルのように緑色のはずなのに青色をした変種が
フロリダ州のコークスクリュー沼沢地保護区で見つかった。
緑色のカエルは黄色い色素層と青色の色素層を持っており、
これが重なって緑色にみえると考えられている。
見つかった青色カエルは染色体に突然変異がおき
黄色色素だけが失われたものと推測される。
保護区の資源マネジャーでメンフィス大の博士課程で学ぶマイク・ナイトさんは
「たまに青色色素を失った黄色いカエルや両色素がなく、しらこになったカエルを
みかけることはある。だが、青色カエルはしらこより珍しい」という。
ナイトさんは「おたまじゃくしのときから青色だったのかどうか判定できないが、
もしそうだったら、青色のメスと青色のオスが交尾した場合に限られる」という。
青色のカエルが生き続けてきたことも謎だ。
緑は保護色だが、青はそうではないからだ。
保護区のエド・カールソン主任は「緑のカエルは緑の場所でこそ生き延びることができる。
青色ならサギやヘビなどに見つかって食べられてしまうはず」と不思議がる。
いずれにしろ青色カエルは今のところ飼育器の中で与えられたコオロギを食べて健在だ。
(ケビン・ローラー)
写真:
http://www.iza.ne.jp/news/newsphoto/natnews/science/13619/fullsize/ iZa(イザ!) by 産経新聞社 06/12/29 14:00
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