◆県警元職員を起訴猶予/宇都宮地検
警察官が公務中に起こした交通事故の示談金に関する決裁文書を偽造していたとして、
有印公文書偽造・同行使の疑いで書類送検された県警監察課の男性元職員(46)について、
宇都宮地検は「改悛の情が顕著で、職も辞し、社会的制裁を受けている」などとして、
起訴猶予処分にした。処分は今月8日付。
地検によると、元職員は02年4月ごろから今年5月までの間に、
事故の相手方へ示談金を支払う際に必要な決裁文書のうち、
公文書12通、示談書22通などを偽造したとされる。
調べに対し、元職員は「事務処理の遅れを指摘され、
自分の預貯金で示談金を支払ったのをきっかけに、
計625万円分を自費で処理した」と供述しているという。
朝日新聞(栃木) 2006年12月19日
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000000612180002