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風に吹かれて：有名になりたい症候群＝國枝すみれ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070409k0000e070068000c.html

米国の子供たちは有名人（セレブリティー）が大好きだ。
３月末、子供が好きな映画スターや歌手を投票で選ぶニコロデオン・キッズチョイス・アワードを見に行ったら、約６０００人の親子連れで大騒ぎだった。
投票総数は約４０８０万票。アカデミー賞のテレビ視聴者の数とさほど変わらない。
会場で「なぜセレブが好きなの？」と聞くと、１４歳の女の子が「みんなに尊敬されているから」と答えた。
有名＝尊敬の対象。これはセレブ信仰だ。
セレブになると決意した子もいる。
スティーブン・ランディン君（１１）は「将来は何でもいいから、とにかく有名になりたい」と言う。理由は「テレビに出られる。みんなが僕のことを知ってくれる」。
一方、兄のアーロン君（１３）は医者志望だ。「名声より金を稼ぐほうがいいな」
０５年のハーバード大の調査によれば、米国の１０代の９％が「ほぼ確実」に、２１％が「たぶん」、いつか自分は有名になる、と答えている。
〜中略〜
（ロサンゼルス支局）

毎日新聞　2007年4月9日　14時14分