富山の冤罪、男性が無念の思い語る
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3510280.html http://news.tbs.co.jp/asx/news3510280_12.asx 【男性が直接語る映像あり】
無実の男性が、5年前に婦女暴行などの疑いで富山県警に逮捕・起訴され、服役した冤罪事件で、この男性が初めてカメラの前で無念の思いを語りました。
「言ったって戻ってこないんですけど、失った時間を返してくれって言いたい」(冤罪の男性)
この冤罪事件は、2002年に富山県氷見市に住む当時34歳の男性が、婦女暴行などで誤認逮捕・起訴され、服役したものです。
しかし、別の男が当時の犯行を供述し逮捕されたため、男性の無実がわかりました。
富山県警は誤認逮捕を認め、既に男性と親族に謝罪していますが、この男性は、当時の取り調べの様子を次のように話しています。
「僕は最初否認しました。刑事さんには『何言ってんだこの野郎』と、そういう言葉を受けました。
その後、『今後ひっくり返すことは絶対致しません』と自分の名前を書いて指印を押さされて、その後、今後言うことに対して『はい』か『うん』しか言うなとまで言われました。何も考えることはできなかった。ただ、言われるままにされてしまった」(冤罪の男性)
富山地検高岡支部は先月9日、真犯人の男を起訴するとともに、男性の無罪を確定させるために再審を請求しています。
(07日11:38)