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北陸道の61台多重事故:24〜60歳の男女14人、県警が書類送検 /富山
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/toyama/news/20070306ddlk16040542000c.html

計61台の車が絡んだ北陸道での多重事故で、県警高速隊が5日、車を運転しけがを負わせたとして業務上過失致傷容疑で富山地検に書類送検したのは、
富山県内のほか、仙台市、長野市、福井市、佐賀市などのトラック運転手ら24〜60歳の男女計14人にのぼった。
調べでは、事故は06年2月3日午後9時半〜同10時ごろ、富山県射水市上野の北陸道上り線で発生した。
路面凍結により時速50キロに制限されたS字カーブ入り口で、徳島県池田町の男性が運転する10トントラックがスリップして中央分離帯に衝突、
路肩に止まったところに、後続の普通トラックがぶつかった事故が発端。
後続車が車線変更を強いられてスリップし、10トントラックを通り過ぎた十数台が絡む事故を誘発。後方でも多重衝突し、長さ約100メートルにわたる大事故になった。
送検されたほとんどの運転手が、70〜90キロで走行し安全運転を怠ったとみており、13台と衝突した大型トラックもあった。
この事故で、普通トラック運転の新潟県柏崎市の男性(47)が、骨盤骨折などで約1年のけがをするなど、計19人が重軽傷(重傷13人、軽傷6人)を負った。

【上野宏人】

毎日新聞 2007年3月6日