「ニューカッスル病」が発生
ニワトリの法定伝染病の一つ、「ニューカッスル病」が砺波市の養鶏場で発生しました。
県内では37年ぶりの発生で、県では、この養鶏場を立ち入り禁止にするとともに、発生した鶏舎のニワトリをすべて殺処分することにしています。
ニューカッスル病が発生したのは砺波市内の養鶏場で、3つの鶏舎であわせて4万羽余りのヒナを育てています。
県によりますと、先月26日、この養鶏場からヒナの死ぬ数が多くなったという届け出があり、立ち入り調査すると、30羽が死んでいるのが確認されました。
そして28日午後9時、ニワトリの法定伝染病の一つ「ニューカッスル病」と診断されました。
ニューカッスル病は、ウィルス性の伝染病で、ニワトリは呼吸器や神経に症状が出て死ぬ可能性が高いということです。
県では、この養鶏場を立ち入り禁止にするとともに、発生した鶏舎1棟8700羽のヒナをすべて殺処分し、敷地を消毒することを決めました。
ニューカッスル病は、福岡県などで毎年数件確認されていますが、県内では昭和45年以来、37年ぶりです。
鳥インフルエンザと違って有効なワクチンがあり、県では感染が拡大する恐れはないとして冷静に対応するよう呼びかけています。
通常、人への感染の恐れはなく、ヒナを飼育する農場なので、卵や肉が流通する心配もありません。
http://www2.knb.ne.jp/news/20070301_10479.htm http://www2.knb.ne.jp/news/asp/../video/20070301_10479_h.asx【「ニューカッスル病」が砺波市の養鶏場で発生】