静岡刑務所:受刑者の通信教育書類を廃棄 処遇官を処分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070206k0000e040066000c.html 静岡刑務所は6日、3年にわたり受刑者の通信教育の事務処理を怠り、資格を取らせなかったとして、教育部の男性矯正処遇官(46)を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。
処遇官は同日付で依願退職した。同刑務所は同日、処遇官を虚偽公文書作成容疑などで静岡地検に刑事告発した。
同刑務所によると、処遇官は03年10月〜06年6月、受刑者が無料で受講できる簿記やペン習字などの資格講座の書類を放置したり、シュレッダーで廃棄するなどした。
さらに修了証も偽造していた。
このため、受刑者49人が資格を取得できなくなった。
処遇官は「後で(事務処理を)やればいいと思っていた」などと話しているという。
また同刑務所は、当時の上司ら5人を厳重注意処分などにした。
【稲生陽】
毎日新聞 2007年2月6日 13時07分