昨年の無敗3冠馬ディープインパクト(栗東・池江泰郎、牡4)の弟ニュービギニング
(牡2)が3日、阪神競馬6Rの2歳新馬戦でデビューし、1番人気に応えて
快勝した。所属厩舎、金子真人オーナー、武豊騎手、デビュー時期も一緒。兄は
有馬記念(24日、中山、GI、芝2500メートル)で引退するが、弟も同日の
中山のレースへの出走が有力。兄弟揃い踏みで日本中の競馬ファンにメリークリスマスだぁ!
無敗3冠馬ディープインパクトの弟のデビュー戦。阪神競馬場に詰めかけた4万人
超のファンは、GI競走の阪神JFに劣らない関心を寄せていた。
父がサンデーサイレンスだった兄から、無敗の皐月賞馬アグネスタキオンに変わ
ったニュービギニング(母はウインドインハーヘア)。兄と同じ12月の阪神開催
芝2000メートルで、手綱を取るのは武豊騎手。3月生まれ(19日、ディープは
25日)で毛色は鹿毛。勝負服も同じだ。
午後零時50分発走の6R。ゲートが開くと、8枠10番のニュービギニングは
無難にスタートを決めて2番手につける。前半1000メートル通過が65秒6と
超スローの流れでも折り合ってスムーズに追走。直線入り口で先頭に立ち、いったん
はサダムカアナパリに並ばれたが、そこからもうひと伸び。2分8秒0(良)で
1馬身半差の完勝だ。
先月29日の最終追い切りに騎乗できなかった武豊騎手は、「最後の直線でいい脚を
使ってくれました。エンジンのかかりはモタモタしていたけど、そこからはさすがでしたね」
と潜在能力の高さを実感。池江泰郎調教師は「いっぺん差されてまた盛り返したし、勝負
根性がいいね。でも兄に比べるとまだまだ幼い。これからの馬だからね」と今後の可能性
に期待をかける。
次走は有馬記念当日に中山で組まれているホープフルS(芝2000メートル)が有力だ。
そうなれば、兄弟で揃い踏み。有馬記念で引退する兄と入れ替わるように登場した弟には、
その名前の通り、新たな始まりという使命がある。ニュービギニングが、どんな走りで
ファンを感動させ、夢を与えてくれるのか楽しみだ。
(一部省略。全文は下記引用元で。)
SANSPO.COM 2006年12月04日 更新
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200612/ke2006120400.html 画像:1番人気に応えてデビュー戦を快勝したニュービギニング
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200612/image/061204ke20061204001_MDE00508G061203T.jpg