□ワインもキノコも「当たり年」 イタリアを秋味彩る
秋が深まるイタリアで、キノコの一種ポルチーニの出荷が最盛期を迎
えている。新酒ワインの「ビーノ・ノベッロ」は、有名なフランスの新
酒「ボージョレ・ヌーボー」より一足早い6日に解禁された。今年はキ
ノコもワインも当たり年で、人々は気軽に秋の味覚を楽しんでいる。
イタリアでは地元自治体へ年間数千円を払って許可証をもらえば、1
回で3キロ程度まで自由にキノコ狩りができる。市場にもさまざまな種
類のキノコが並ぶが、8月に雨が多かった今年は「大豊作」だという。
「ボージョレより10日早い解禁」が売り物の新酒ワインも、生産量
は20年前と比べて4倍近い1800万本にのぼっている。1本2〜6
ユーロ(300〜900円)と割安のため、各地で早飲み祭りがにぎ
わっている。伊ワイン生産者連合によると「甘みがありつつさわやか
で、焼き栗やサラミなどとぴったりの味」だ。
06年産のワインは9月に好天の日が多かったことなどから、過去5
年で最高の出来だという。
出典:asahi.com 2006年11月08日08時32分
http://www.asahi.com/international/update/1108/005.html