日テレG戦中継さらに縮小!?来季放映権巡り巨人と交渉難航
日本テレビの久保伸太郎代表取締役社長(62)が30日、東京・東新橋の同社で定例会見を
行った。同局は今季の巨人戦の中継試合数を減らし、夏以降は放送時間延長も中止にする
など“縮小化”を計っており、来季中については現在、球団側と折衝中だが、同社長は消極的
なスタンスとなる可能性を示唆した。また巨人は同日、楽天から戦力外通告を受けていた
玉木重雄投手(35)が、二軍投手コーチ補佐(育成担当)に就任したことを発表した。
球団史上初の4年連続V逸に2年連続Bクラスという大不振に終わった巨人。
勝てない代償の波紋は来季にも広がることになりそうだ。
この日、日本テレビ局内で定例会見を行った久保社長は、来季の巨人戦中継に対し、
消極的な姿勢をみせた。現在、来季の放送について、巨人・滝鼻卓雄オーナー(67)と
「どうするかという話し合いを始めて、まだ序盤。内容については言えません」と前置き
しながらも、来季も規模縮小を匂わす発言をした。
「日本テレビは巨人軍の球団経営に参画しているのではなく、放送権を購入して放映
している立場。同業他社の話をするのは申し訳ないが、わが社にはTBSやフジテレビの
ような関係はない」
横浜の親会社であるTBSやヤクルトの大株主であるフジテレビとは“事情”が違う
ことを強調。巨人戦中継はあくまで商品として購入する立場にあると語った。
日本テレビの今季の巨人戦中継は昨季より6試合減の60試合。全体では23試合減の
106試合だった。1試合の放映料が約1億円ともされる巨人戦中継。
球団にとって大きな収入源となるため、滝鼻オーナーとしては1試合でも多く放映して
もらいたいところ。だが、今季平均が初の2ケタ割の9.6%(ビデオリサーチ関東地区調べ)の
低数字で、巨人戦の放映が視聴率争いで足を引っ張る要因となっているだけに、
日本テレビ側が強硬姿勢を貫いているのも仕方ない。
「セ・リーグの各球団は巨人と戦うことで収益を挙げていた。
『巨人戦をなんとかして』という段階でなく、球団をお持ちになっている方に
『プロ野球界をどうするんですか』と投げかけたい」(同社長)
来季からはセ・リーグにもプレーオフが導入される。ここ数年よりは注目度が上がることは
予想されるが、それだけで“着地点”が見いだせるのか−。
長く蜜月関係にあった両者の厳しい交渉は続きそうだ。
(サンケイスポーツ) - 10月31日8時3分更新
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