秋田県の自然や歴史などに関する知識を問おうと、秋田商工会議所が
11月12日に初めて行う「秋田ふるさと検定」の公式テキスト(227ページ、
1260円)に、59か所の間違いがあったことが28日わかった。
検定決定から2か月間で出版され、担当者は「準備期間が短く、チェック漏れ
があった」と平謝りだ。
会議所は8月8日に検定の実施を発表。
テキストは秋田市内の出版社が編集し、郷土史家や県観光課などがチェック
して、9月29日に発売されたが、この直後から間違いの指摘が相次いだ。
田沢湖の最大深度は、「423・4メートル」が正しいのに、「425・5メートル」。
山形県境にある鳥海山の標高も「2236メートル」が「2237メートル」となって
いた。
引用したデータが古かったという。
東京五輪の男子体操で金メダルに輝いた県出身の遠藤幸雄氏の種目名から
「個人総合」が抜けていた。
市町村合併を説明する地図では、大曲市(現大仙市)が抜けるなど、四つの
旧市町で誤っていた。
史実や漢字のミスも多く、日々、間違いが発覚しているという。
会議所は正誤表をホームページで公表するとともに、11月6日に改訂版を
出版し、発売された1600部は無料で交換する。
検定試験では、間違っていた部分に関する出題も見送るとしている。
「秋田ふるさと検定」は、全国で約70に増えた「ご当地検定」の一種。
ニュースソース
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061028i504.htm