京都府の「自転車安全利用促進施策に関する検討委員会」(座長・飯田恭敬京都大名誉教授)の
初会合が23日、京都市上京区で開かれた。自転車利用の現状と課題が報告された後、自転車の
マナーなどを定めた条例の素案を年内に作成する方針を決めた。
同委員会は、交通安全協会や高校PTA、商店街組合などの代表者ら11人で構成。
自転車利用者の交通ルール無視や、マナーの悪さを改善するのが目的。
会合では、自転車利用の問題として、事故の増加や歩行者の障害、負傷につながりやすい
幼児が同乗していた場合の転倒−などが挙げられた。そのうえで、自転車の安全利用策を
定めた条例を検討し、来年度にも施行する計画が示された。
委員からは「自転車の増加に、環境整備が追いついていない」「中学生らにマナーの悪さを
注意するのは怖い」「小さいころから交通ルールを徹底させる必要がある」などの意見が出た。
京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006102300149&genre=A2&area=K00